S+Security+ 問題演習 SY0-701

学習ガイド:未履修から Security+ 合格まで

このページは「セキュリティを一度も勉強したことがない」人向けの出発点です。先に読んで、仕組みをイメージできるようになってから問題を解くと、間違えたときに「なぜ」が分かります。

28レッスン
約341分読了目安(合計)
150問確認問題

試験の概要(SY0-701)

試験名CompTIA Security+(試験コード SY0-701)。日本語で受験できます。
問題数・時間最大 90 問、90 分。
出題形式多肢選択問題と、画面上で操作して答えるパフォーマンスベース問題(PBQ)。PBQ は序盤に出ることが多いので、迷ったら後回しにして選択問題から解くのが定石です。
合格ライン900 点満点中 750 点(スケールドスコア)。正答率で言うとおおむね 83% 前後が目安です。
前提知識公式の推奨は Network+ 相当の知識と 2 年程度の実務ですが、必須ではありません。このサイトでは必要なネットワーク知識もレッスン内で補足します。
出題ドメイン5 ドメイン。比率は D1 12%、D2 22%、D3 18%、D4 28%、D5 20%。D4(運用)と D2(脅威)で全体の半分を占めます。
最新情報の確認受験料・申込方法・試験の提供終了日は変更されることがあります。申し込み前に CompTIA 公式サイトで SY0-701 の最新情報を確認してください。

おすすめの進め方

D1 のレッスンを読む(約1時間)CIA、AAA、暗号の基本など、他のすべてのドメインで使う「言葉」を覚えます。ここだけは順番どおりに。
各レッスンの末尾から「この範囲の問題を解く」読んだ直後に数問解いて、理解を確かめます。間違えても気にしない。解説の図とレッスンへのリンクで戻れます。
D2 → D4 → D3 → D5 の順で進める配点が大きく、イメージしやすい順です。1 日 2〜3 レッスンなら 2 週間ほどで一周できます。
練習モードでドメイン横断の問題を解く「弱点復習」で間違えたままの問題だけを繰り返し、正答率が 80% を超えるまで回します。
模擬試験(90問・90分)を本番形式で時間配分の練習です。2 回連続で 85% 以上取れたら受験を申し込みましょう。

問題の読み方のコツ

D1出題比率 12%

一般的なセキュリティ概念 General Security Concepts

このドメインでは、セキュリティの「ものの見方」を身につけます。守るための対策をどう分類するか、何を守るのか(CIA)、信用しないことを前提にする考え方(ゼロトラスト)、変更を安全に進める手順、そして暗号技術の基本を学びます。他のドメインすべての土台になる内容です。

D2出題比率 22%

脅威・脆弱性・緩和策 Threats, Vulnerabilities & Mitigations

このドメインでは「誰が(脅威アクター)」「どこから(脅威ベクター)」「どの弱点を突いて(脆弱性)」攻撃してくるのか、そして攻撃をどう見抜き(指標)、どう防ぐか(緩和策)を学びます。試験では具体的なシナリオを読んで、攻撃者の種類や攻撃手法の名前、最も適切な対策を選ぶ問題が多く出ます。用語の意味だけでなく「状況から判断する」練習をしましょう。

D3出題比率 18%

セキュリティアーキテクチャ Security Architecture

このドメインでは、クラウドや仮想化などの「システムの作り方」がセキュリティにどう影響するか、ネットワーク機器をどこに置けば安全か、データをどう守るか、そして障害や災害からどう復旧するかを学びます。個々の技術の名前を覚えるだけでなく、「なぜその選択が安全なのか」を説明できることが目標です。試験では「ある状況に最も適した構成はどれか」という形で問われます。

D4出題比率 28%

セキュリティ運用 Security Operations

ドメイン4は、日々の現場でセキュリティを「回し続ける」ための知識を扱います。機器の設定を固める方法、資産や脆弱性の管理、ログの監視、ID とアクセスの管理、自動化、そしてインシデントが起きたときの対応までを学びます。出題比率は全ドメイン中で最大の 28% なので、シナリオ問題で「次に何をすべきか」を判断できるようになることが目標です。

4.1セキュアベースラインとハードニング機器やアプリを「安全な標準状態」に固め、それを維持する考え方と、無線・モバイル・アプリの守り方を学びます。14分4.2資産管理ハードウェア・ソフトウェア・データを調達から廃棄まで追跡し、把握していない資産や消し忘れたデータをなくす方法を学びます。9分4.3脆弱性管理脆弱性を見つけ、本物かどうかを確認し、優先順位を付けて対処し、直ったことを検証するサイクルを学びます。14分4.4アラートと監視システム・アプリ・インフラを監視し、ログを集約してアラートを出し、対応につなげる仕組みとツールを学びます。10分4.5セキュリティ技術の変更による強化ファイアウォール、IDS/IPS、Web・DNS・メールのフィルタリング、EDR など、既存の技術を正しく設定し直して守りを強める方法を学びます。14分4.6ID とアクセス管理(IAM)アカウントの作成から削除まで、認証の要素、SSO とフェデレーション、アクセス制御モデル、特権管理を学びます。15分4.7自動化とオーケストレーションセキュリティ運用を自動化するユースケース、得られる利点、そして複雑さや単一障害点といった注意点を学びます。9分4.8インシデント対応インシデント対応の7つのフェーズ、訓練の方法、根本原因分析、脅威ハンティング、デジタルフォレンジックの基本を学びます。13分4.9調査のためのログとデータソースどのログに何が記録されるかを理解し、調査の目的に合ったデータソースを選べるようになります。9分
D5出題比率 20%

プログラム管理と監督 Program Management & Oversight

このドメインでは、技術ではなく「組織としてセキュリティをどう運営するか」を学びます。ポリシーなどの文書体系、リスクの見積もり方、取引先の管理、法令遵守、監査やテスト、そして従業員教育まで、経営と現場をつなぐ仕組みが対象です。計算問題と用語の使い分けが出題の中心になります。